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ともいってすっごくいいともいます

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ふたりがずっとずっとしあわせでありますように / トメ



「余計なお世話ですよ」

「キミなんかに心配されてもね」

とか返されそうなので、友猪の未来は安泰ですね




でかいね!

交流戦関係ないね!

すみません!

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守さんについての友沢の台詞で打線組んだwwwwwwwww / 藤原



1(左)オレ、あの人キライ。

2(中)友沢亮っていいます。よろしく。猪狩さんとはお知り合いなんですか? で、猪狩さんってどんな選手ですか?

3(二)オレも見たいですね、天才さんの泣き顔。

4(遊)これで条件が揃った。あとワンストライクですよ。出てきたらどうです?猪狩さん。

5(一)フッ、そうですね。猪狩さんをメッタ打ちにしてみたいですね。(ふふ、どう来ます?猪狩さん……)

6(三)それしかないなら、オレは……オレはアナタに勝ちたいんです! 必ず打ち崩してみせます!

7(右)どうやら分かっていなかったのはオレの方だったようだ……猪狩さんは永遠の先輩ってことか。

8(捕)あんたが猪狩さんですね。ちょっとあなたに興味あるんです。練習相手に投げてもらえませんか?

9(投)オレも猪狩さんみたいなピッチャーに、なりたかったときもあったよ。




ついでに


(DH)猪狩さん、やっと決着ですね。全力でぶつかります!

(中継ぎ)野球選手としてなら、あの人と、いつか一緒にプレーしてみたいな。

(抑え)(来年こそはもっと力を付けて、カイザースを倒します!待っててください、猪狩さん。)










つよい(KONAMI)



地上最強打線ですが相手が猪狩守だと冷凍されてしまうところが難点です!
スタメン候補多すぎて決めるの難しかった
きみのかんがえたさいきょうのだせんも教えてくれよなっ




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なにがすごいってこのセリフが全部公式ってことですよね
イベントも優遇され過ぎじゃねってくらいあるし
友猪スタッフに愛されすぎィ!

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君の名を / 藤原


<言い訳>

これの続きというか裏の話です。
・この話はフィクションです。実際の球団などとは一切関係ありません。
・いろいろおかしいところはパワプロ補正と思って目をつぶってください。







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 なにか買っていきますか、と言われたので甘いものが食べたいと答えた。チョコレートでもない、プリンでもない、軽くてふわふわして甘いもの。今晩たべるならこれで決まりだな。シーズン中のプロ野球選手が真夜中に食べるものとして全く適当でないものを所望したボクに、友沢は眠気の混じった生返事をして通話を切った。通話を切った後もボクはしばらく携帯電話の画面を見ていた。
 果たして友沢はコンビニのビニール袋をがさがさ言わせながら帰って来たのだった。
 玄関を開けて、ボクたちは少しの間見つめ合った。夜にもまばゆい金色の髪の毛と、深い緑の眼。友沢だな、と思った。友沢もじっとボクを見つめて、それから少し視線をそらして、「猪狩さん」といった。
「疲れました」
 二週間ぶりに顔を合わせた、第一声がそれか。吹き出したのは二人同時だった。
「完封完投、おめでとーございます」
「いつの話だよ」
 昼からの試合を終えた直後、飛行機とタクシーを経由してここへ戻ってきた友沢は、さすがに疲れたらしく声がへろへろしていた。ボクだって今日ナイターがあったけれど、投げたのは三日も前なのでそれほど疲れていない。
 体でドアを支えるボクの横をすり抜けながら、友沢はボクの手にビニール袋をぽんと落とした。カギをかけ、担いだバットケースが突っかかってうまく靴が脱げないらしい友沢の横を今度はボクがすり抜けて、件のビニール袋の中に手を入れる。取り出した中身を見て、自分の瞳孔が開くのがわかった。甘くて軽い生クリームがふわふわのスポンジにくるまれた、プレミアムなロールケーキ。とてもおいしそうだ。さすが友沢。まさに、今日の夜にふさわしい。
「なんか食べるもんあります?」
「なんだ。まだ食べてないのか?」
「いや……食べましたけどちょっとつまみたいなって」
 何かあったかと考えて、そういえば昨日ミニトマトの酢漬けをつくったことを思い出した。ミニトマトの皮がつるっと剥けるのが面白かったので、たくさん作った。
 よくわからないが、つけものづくりに二人してはまって、やたらと作っていた。はくさいのゆず漬けに始まり、きゃべつとみょうがのしば漬け、きゅうりのからし漬け、かぶとわらびの浅漬けといったものを作って、冷蔵庫に置いておく。相手のカレンダーを見ながら、今日作ったら次のホーム戦で食べてもらえるな、とか、ずっと遠征しっぱなしだから一人で食べてしまおう、とか、そういうのを考えるのがなんだかよかった。
 というわけで、つけものは少しだけ得意なのである。



 友沢とこんな風になってから、もう随分たった。
 ボクと友沢は大卒と高卒でドラフトが同期だったこと、お互い目立つ存在であったこと、そして二人とも(ボクの方が完璧に上回ってはいるが)見目がよかったということから、やたらと二人セットで雑誌やテレビの取材を受けることが多かった。「実はなかよし!? 猪狩クン、友沢クンの意外な共通点(はあと)」などと寒気のするタイトルをつけられて女性をターゲットにしたスポーツ雑誌に載ったりした。それはまあ、別にどうでもよかった。どうでもよくなかったのは、その後の懇談会という名の飲み会で、酷く酩酊してしまったことだった。ボクは、これは大変不本意なことではあるが、お酒があんまり強くはない。強くはないだけで、弱いというわけではない、断じて。しかし、だましだまし頑張っていっしょうけんめい減らした半分くらいのグラスに、やだー全然飲んでないじゃないですかーとかなんとか言われながらビールを追加された次の瞬間から、記憶が吹っ飛んだ。もう全くなんにも覚えていない。闇だ。次にはっきりと記憶しているのは、知らない水色の枕だった。ボクのじゃない。はっとして飛び起きたら首元からぽさぽさとタオルが零れ落ちた。そうして目の前には、友沢がいた。友沢は完璧な無表情をして、
 一、昨晩のあなたは泥酔して歩行もままならなかった為、部屋が近くの自分が世話を頼まれました。
 二、吐くかもしれないと思ったから服は脱がせて、タオルを巻いています。
 三、お会計はエライ人が全部持ってくれたので大丈夫です。
 四、何か文句は?
 といったような内容のことを淡々と喋った。顔から火が出るとはこのことかと思った。沸騰したかのように頬が熱い。ボクは両手で顔を隠して、ありがとうとかすまないとか、ごにょごにょ言った気がする。恥ずかしすぎてこのあたりも記憶がない。
 その日はお互いオフだったので、友沢の作ってくれたお味噌汁を飲みながらぽつぽつと話をした。友沢の部屋は殺風景で、洗濯物がやや乱雑に干されていた。その中でも、無造作に転がされた、ぴかぴかのウエイトトレーニングセット一式が目に付いた。手を伸ばしたら、「それ、下の人にうるさいって言われて」と制された。下の人? ここは球団寮だとばかり思い込んでいたが、そういえば随分と一般環境の喧騒が聞こえてくる。
「キミ、寮じゃないのか」
「りょうですよ」

 とにかくその経験は、ボクのプライドをいたく傷つけた。ドラフトを争った、年下の、生意気な、他球団の奴に、だらしないところを見られあまつさえ手厚く介護されてしまったのである。これを屈辱と言わなくてなんといおう。不覚にもつくってしまった借りは何倍にもして返さなくてはならない。
 というわけでボクは一週間とまたずして友沢を食事に誘い、たらふくご馳走を味あわせ、都内でも最高級のランクを誇るホテルである「ロイヤルロマネスクIKARI」を模して造られた、ボクの住まうマンションに招待したのだった。
 始めの方こそ余裕ぶっていた友沢だったが、部屋に上がるあたりでは感嘆詞しか漏らさなくなったのでボクは満足した。もっと驚かせてやろうと、広い一室まるごとを使って設置したトレーニングルームを見せびらかし、いつでも使いに来ていいんだぞといったら本当にいつでも使いに来た。昼夜問わず来た。
「ちょっとキミ、すこしは遠慮ってものを覚えたらどうだい」
「オレは人の親切は最大限、受けるようにしてるんで」

 なるほどそうか。とボクは思った。

 友沢の持ち込んだぴかぴかのウエイトトレーニングセット一式が、ぴかぴかではなくなるころに、いろいろと面倒くさくなってきたのでスペアのカードキーを渡した。そのうち、「猪狩さんちからの方が球場に行きやすい」とかいう理由で(事実そうだった)、やたらと入り浸るようになり、友沢がレギュラーとして試合に出始めたころにはじめての接吻を交わし、友沢が二十歳の誕生日を迎えるころにボクたちは性交を行った。幾度目かの接吻ののち、友沢はすこしだけ唇を離して何事かを囁いた。ささやく吐息でくちびるが微かに震える。ボクは抵抗しなかった。友沢は、部屋に入り浸るようになった時と同じように、平然と、容赦なく侵入してきた。きっとこの手加減のなさがいいのだな、と思った。友沢はボクに対していつでも躊躇せず、率直である。
 それ以降ますます友沢は部屋に居つくようになり、友沢の私物がいたるところに散乱しだしたので、ボクは空き部屋の一室を友沢にあてがった。不便だと思ったことはないが、一人で住むには広かった。一人くらい同居人が増えたって、どうってことはないくらいには広い部屋だった。
 そうしてある日、友沢は「アパート解約したいんですけどいいですか」と言ってきた。なんとなく友沢は球団寮に住んでいるような気がしていたけれど、そういえば違っていたのだったか。
「キミ、寮じゃなかったっけ」
「りょうですよ」
 二回目だな、と思った。



 友沢はミニトマトの酢漬けをひとつ口の中に放り込んだのち、テレビのスイッチを付けた。ソファに座らず床に胡坐をかくのは友沢の常だった。ボクはきちんとソファに座って、友沢の買ってきてくれたロールケーキの包装を解いた。プラスチックの感触はぱりぱりしている。
 深夜のスポーツニュースは我が球団の快進撃を放送していた。ダントツの勝率、ダントツのゲーム差、もちろん今日の試合も勝利を収めた。現状、文句なしのリーグトップだ。
 友沢は黙って画面を食い入るように見ていた。そしてテレビ画面から視線を外さぬまま、呟いた。
「投げるんですか」
 友沢の、頭のてっぺんがそわそわしている。投げるんですか、とはもうすぐ始まる交流戦、西武との試合で、巨人の猪狩守が先発投手として出場することはあるのか? という意味だろう。それを正確に理解してボクは、どうだろうね、と答えた。ローテーションを決めるのはボクではない。
「でも、世間は見たいだろう。ボクと、キミの戦いを」
 友沢に、ではなく、遠くの監督に言い聞かせるようにしてボクは言った。ぱりぱりとプラスチックのトレイを鳴らしながらロールケーキをスプーンで崩した。軽やかな生クリームとふわふわのスポンジが、甘くて、おいしいな、と思った。友沢は、ミニトマトをもう二粒、箸でつまんで口の中にぽいぽいと入れていた。
「あんたの名前、書きましたよ」
 テレビの内容はすっかり海外サッカーに移り変わっていたのだったが友沢は視線を外さなかった。書きましたよ、というのはつまり毎年恒例の「交流戦ライバル宣言」にて、友沢亮が、戦いたい投手の欄にボクの名前をかいたということなんだろう。そうまたしても完璧に理解してボクは、フッと笑った。
 友沢の横顔が、真剣だった。今日の試合の、くすぶる熱の残滓が伝わってくる。ぞわぞわと泡立つ感触がする。それだけでボクは嬉しくなってしまう。
 すこうしだけ、ドラフトの時を思い出した。あの時からずっと、この男がボクの順風満帆の人生に影を落としている。じりじりと燻る心の奥底、焦燥にも似ている何か。
「あんたは誰の名前書いたんです」
 いつの間にか、友沢の顔が隣にあった。けだもののような目だと思った。18.44メートルの距離を一瞬にして縮めて、唇が重なった。甘くて微かに酸っぱくて、そうして燃えるような。
 名前は直接口移しで伝えた。こういうところが何より好きだと思う、野球をしている彼が。彼と自分が。甘い泥のぬかるみの中にあってなお平然と、容赦なく、手加減なんてしてやらない。
 (友沢亮と、猪狩守の対決を心待ちにしているというのは、世間だけではないということを知らしめてやろう)

 さあ、もうすぐ交流戦が幕を開ける。




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友猪っていいな(2回目)

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episode.0 / 藤原

<言い訳>

・この話はフィクションです。実際の球団などとは一切関係ありません。
・いろいろおかしいところはパワプロ補正と思って目をつぶってください。







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 コアな野球ファンならば、もう随分と前になる、あの年のドラフトを覚えているだろうか。
 当時のドラフトの目玉は、高校ナンバーワン左腕の名高い猪狩守であった。入学早々から強豪・あかつき大付属のベンチ入りを果たし、5回にも及ぶ甲子園出場のうち、準優勝2回、優勝1回。現ヤクルトの一ノ瀬がいた1年夏を除けばすべて、エースナンバーは猪狩が付けた。高校生ながらに完成されたしなやかなフォームからノビのある直球、多彩な変化球を繰り出し、ピンチになっても動じない精神力と9回を投げ切るスタミナを兼ね備えていた。投手として超高校級なだけではない、打者としても優秀で、巧みなバッティングから何本も長打を放ち、身体能力の高さを伺わせた。端正な顔立ちと独特の話術で野球ファン以外からも人気を獲得し、高校生ながら異例のTV出演、グッズ発売など、スター性もすでに現れていた。
 まさに逸材中の逸材、プロ野球界の救世主。多球団競合は必至と思われたが、猪狩本人は巨人入りを強く希望した。巨人の1位指名、それ以外ならば大学進学。憧れの人がいるんです。どうしてもその人の背番号を譲ってもらいたい。その番号を付けるに値しないというのなら、プロ野球には入らない。そう語る猪狩の表情は強く静謐でありながら、また、恋の激情におののく少女の様を感じさせた。

 数多の記者たちは巨人単独指名を予想した。猪狩と巨人の仲は蜜月であるかのように思われた。しかしそれに反して各球団が次々と猪狩獲得に名乗りを上げ、まさかの全球団すべてから1位指名を受けるという結果になった。抽選の結果、巨人は交渉権を外し、猪狩は大学へ進学することになる。
 これがあの時のドラフトだ。甲子園を沸かせたヒーローが、12球団すべてから1位指名を受けてなお大学進学、というのは当時のファンの間でも様々な質疑を醸しあい、猪狩の行動に対する批判や、プロでの猪狩の姿が見られないことへの嘆きなど多くの意見があった。しかし私は、この時のドラフトは運命だったと思うのだ。猪狩の運命だけはない、プロ野球の運命を変えたといってもいい。これを説明するのには最近のドラフトにも遡る必要がある。
 最近の、つまり猪狩が大学を卒業する時点で開催されたドラフトでも、猪狩に注目が集まった。大学リーグを幾度となく制覇し、もともと素晴らしかった直球にさらに磨きをかけた猪狩は、もはや手が付けられないと言っていいほどの存在であった。凛とした爽やかな声で、巨人に1位指名されるのを願うだけですと言う猪狩は高校の時に見せた、瑞々しい表情そのままだった。
 今度こそ念願の単独1位指名、と思われた猪狩であったが、直前になって対抗馬が現れた。もう一人のドラフトの目玉、友沢亮である。

 友沢といえば激戦区においても甲子園の常連校、帝王実業に属し、早いうちから頭角を現していた投手だった。甘目のコントロールを逆手に取った狙い球を絞らせない投球で、鋭く曲がるスライダーを武器に勝ち上がってきた変化球投手。老獪なまでに淡々と相手の弱点を突く投球は、見ていて思わず唸りを上げてしまうほどだ。
 しかしそれだけだったなら、巨人もさほど興味を示すことはなかっただろう。投手としての能力だけなら猪狩の方が上とみられていた。
 問題は友沢の、遊撃手へのコンバートである。元々野手能力も高く、内野を守る場面も多々あった友沢であるが、ある時から突然マウンドに上がらなくなった。投手の道ではなく、野手の道を進むことにしたようだった。野手に専念してからのちあっという間に成長し、打って走って守れる三拍子そろった選手へと変貌を遂げた。
 ここで友沢に目を付けたのが、猪狩が長年恋焦がれてきた球団だった。遊撃手の高齢化と故障が相次ぎ、ピンポイントで補強をしたがっていた巨人軍に、トリプルスター候補であり即戦力としても期待できる、スーパールーキーの友沢は、さぞ魅力的な存在だっただろう。しかもその当時の巨人軍の投手陣は球界随一と言われるほどに充実しており、今、欲しい選手というのならば、やはり友沢だろうと評された。
 あくまでもかたくなに「1位指名で巨人入団」を望む猪狩に対し、友沢は「なるべく在京球団を希望しますが、指名してくださるのならどこでも有難いです」と冷静に語った。俯き唇をこわばらせる猪狩と、いっそ眠たげにも見えるほど飄々とした態度の友沢。二人の心境は如実に表情に現れた。
 マスコミはこぞって二人の特集を組み、ドラフトまでの日時にこれでもかというほど密着し、騒ぎ立てた。

 猪狩と友沢には奇妙な縁があった。直接の対決こそないものの、猪狩の母校であるあかつき大付属高校と、友沢の母校帝王実業高校は、幾度となく甲子園で死闘を繰り広げた間柄である。猪狩の高校生時代は春夏を通算して3度、1度目は初戦で、2度目と三度目は決勝戦で、帝王実業と当たり、煮え湯を飲まされている。猪狩は帝王実業に勝ったことがなかったのだ。
 あかつき大付属か帝王実業か。将来の球団エースかスーパーショートか。完成に近い大卒かのびしろのある高卒か。猪狩と友沢をスケープゴートのようにして日々そんな論争が繰り広げられた。否が応でも二人はお互いを意識しただろう。
 誰しもが二人に注目していた。誰しもが二人の行く末を見守った。


 そして秋、ドラフトの時期がやってきた。テレビ画面には神妙な顔をした猪狩と、無表情に目を伏せている友沢が映し出された。これからのプロ野球界を担うであろう二人のスター候補が、今、華々しくスタートを切ろうとしている。
 結果は知ってのとおり、猪狩の単独1位指名での巨人入りが決定した。猪狩は喜びもせず、取り乱しもせず、ただ瞳を閉じて重々しく息を吐いた。長年熱望していた巨人入りが叶ったという事実を噛みしめるように、しばらく瞳を瞑っていた。
 友沢は複数球団の競合の末、西武が交渉権を手にした。プロ入りの安堵からか流石に友沢も顔をほころばせて、監督と固い握手を行った。
 西武が友沢に用意した背番号は、7。西武の背番号7を背負う遊撃手、そして巨人の18番を背負う投手というのは球団自身、そしてファンにとっても大切な意味を持つ選手であろう。素晴らしい素質を持った二人の選手が、それぞれの球団の伝統が刻まれたユニフォームに袖を通す。この時確かに、あたらしい野球界の幕開けを感じた。これからの野球界は、猪狩と友沢によって彩られていくのだということを思わせる、そんな幕開けを。
 猪狩と友沢の出会い、そうしてこの瞬間こそ、プロ野球界のひとつのエポックであったかように思う。先発の軸としての活躍を期待されていた猪狩は、充実した戦力の中にあってなお高い実力を発揮し、若くしてエースの座にまで上り詰めた。対する友沢も、西武という、若手が育つのびのびとした風紀の球団の中で着実に実力をつけ、高卒ながら一軍定着、すぐさまレギュラーを手にした。

 確かに猪狩と友沢はそれぞれ、天才と称されていい逸材である。今やセの猪狩、パの友沢と言われるほどの二人ではあるが、どちらか一人でも欠けていたらこれほどの盛り上がりはあっただろうか。ドラフトをきっかけに二人は親交を深め、今年のオフにはともに自主トレをしたという。これほど徹底的に比較され、対立を煽られてなお正々堂々と、目標に向かって邁進してゆく二人の姿はプロ野球ファンだけにとどまらず、多くの人の目も釘付けにした。次代を担うニューヒーローたちの登場に、セリーグもパリーグも大いに沸いた。
 そして猪狩と友沢にとっても、これほど高いレベルで切磋琢磨できる相手の存在は、より高みへと昇り詰めていくための原動力の一因となっているのだろう。
 二人の素晴らしい若者に牽引されて、プロ野球という世界はますます発展していく。


 いよいよ始まるセパ交流戦、そして猪狩と友沢の直接対決が予想されている、注目の巨人-西武戦。運命的な繋がりをもって現れた二人のスターは、今後どんな軌跡を描いていくのか。
 二人が綴る、その輝かしい歴史の一瞬を、我々は目撃することになる。



<日刊パワフルスポーツ  座子模武男 著>





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友猪っていいな

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友猪の夏がやってきた

交流戦、開幕!









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