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ともいってすっごくいいともいます

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友猪リクエスト~! / 藤原

「自分のことを想像しながら自慰をしている猪狩を偶然見て、ムラムラする友沢!」
を、書かせて頂きました~!!


えろい上にアホのように長くなってしまったので続きにたたみました。
リクエストありがとうございます~!


ちなみにロッカールームは大正義ヤンキースみたいな感じを妄想しています。









 力ある豪速球が、ネットに吸い込まれる音を聞くのはなんとも腹の立つものだ。まだ乾いたミットにいい音を立てて収まってくれたならばこんなにも苛立たずに済むのだろうか。
「ラスト」
18.44mの先にいる猪狩守は、練習球を一つ持ち上げるとぽんと上にはじいた。右バッターボックスの友沢亮はそれを恨めし気に見つめると、何も言わずにスパイクの裏で地面を慣らした。練習後の勝負はもはや二人の恒例行事である。スライダー、カーブ、フォーク、スローボール、ストレート。確かに彼は球界を代表するエースだけれど、全く打てない相手というわけではないのだ。彼だって点を取られて大敗することもある。自分だって彼のような、エース級の投手なら打ち崩してきた。だけれども彼と自分が対峙するときはいつだってこうなのだ。見えない糸で操られてでもいるかのように、このバットは彼の放つ球を捉えはしない。友沢は焦れる。
 最後の一球はピッチャーフライだった。「オーライ」誰もいないのに猪狩が声を上げて、大きく手を広げる。マウンドからほとんど動かずに猪狩が捕球する、その瞬間を友沢は見なかった。
「なんだっつーんだよ」
友沢は脱ぎ捨てるようにヘルメットを取ると、バットケースをひっつかんで練習場を後にしようとした。慌てて猪狩が声をかける。
「おい、」
片づけもしないで帰るつもりか。その言葉にも友沢は振り返らない。猪狩も、猪狩を打てない自分も、備品棚にヘルメットがうまく収まらなかったことも、持っているバットケースがずり落ちそうなことも、何もかもが気に入らなくて、むしゃくしゃする。
「友沢」
追いかけてきた猪狩が友沢の腕をつかむ。振り払おうとして一度ためらい、立ち止まった友沢は静かに猪狩に視線を向けた。
「今日はだめだ」
猪狩は神妙な面持ちで、そう言い放った友沢を見つめる。掴んでいた手は自然と離れた。
「今日はだめだ。このままだとあんたのこと殴りそうだ」
ぎり、と拳を握る。感情が暴走している。呆然と立ち尽くす猪狩を尻目に、友沢は大股で逃げるようにそこを立ち去った。





 と、いうのが一時間ほど前の話で、現在友沢は唸っていた。寮に戻りシャワーを浴びたら、大分冷静になった。今となってはなぜあの時あんなにも子供じみて苛ついていたのかわからない。完全に八つ当たりだ。
 猪狩はあの後ひとりでボールを拾いゲージを片づけマウンドをならし、友沢が適当に置いたヘルメットをきちんと整理したりしたのだろうか。本気で呆れられたりしたんではないだろうか。(いやそれは別にいいのだが!)そんなことを考えた友沢は、落ちつかない気分で部屋の中をうろうろした。
 時計を見た。猪狩はまだいるだろうか、微妙な時間だ。そういえばロッカーに今日使っていたタオルを忘れたような気が、友沢はしていた。置いておくのは不衛生だし、取りに行かなくてはならない。そうだ。今日中にだ。タオルを取りに戻らなくては。
 友沢は賭けに出た。
 戻って、猪狩がいなかったらそれでいい。でももし、猪狩がいたら、


(謝って、飯でも誘ってみるかな)

友沢はアップシューズを履き、さもランニングにでも行くように駆けだした。






 勢いづいて出てきたものの、いざ現場に着くと友沢はまごまごした。だいぶ決まり悪い。そもそも猪狩へ謝るという行為をやりたくない。できるならもう帰っていてくれ、と友沢は情けなく祈ったが、友沢の願いに反してロッカールームの扉は少しだけ開いていて、薄暗い照明の廊下に明るい光が漏れ出していた。中に居るのか。友沢はなるべくゆっくりと近づき、中の様子をそっと覗きこんだ。

(、なんだ……?)

友沢は目を細める。猪狩は、中にいた。中にいたが、なぜか自分のではなく友沢のロッカーの椅子に座っている。ここからでは後ろ姿しか見えない。もしかしてなにか嫌がらせ的なことをされているのではないかと、友沢は眉根を寄せて一歩前に踏み出そうとした。その瞬間、猪狩が右手でロッカーの片側の柱を抱きよせるようにした。キャスター付きの回転椅子が引かれて僅かに移動する。と同時に座席がまわって、猪狩の様子が露わになった。
「、っ!」
友沢は声を出しそうになるのをなんとかして堪えた。現れた猪狩の、つい先ほどまで白球を握っていたはずの左手は、今はそそり立つ股間のいちもつを握っていた。限界が近いのか、ぱんぱんに張った先端が蛍光灯の光に照らされて光っている。友沢の鼓動が跳ねあがる。猪狩が自慰をしている!
 友沢はどきどきと心臓を高ぶらせながら、震える指でそっとロッカールームのドアを押した。隙間が少しだけ大きくなる。友沢の椅子に座る猪狩は柱に縋るような格好をして、必死に左手を動かしていた。水音がここまで聞こえてきそうだ。猪狩さんは左利きだからやっぱり左手でやるんだな、などと友沢は悠長なことを思った。
「あっ、あ、ん……」
零れた猪狩の声に、友沢はまたぎくりと身を震わせた。初めて見る他人の自慰の光景、それも猪狩守。あの猪狩も、こうしてひとりで昂ぶりを慰めたりするのか。普段は自信に溢れた表情をつくる目は潤いを湛えて、眉は切なく顰められている。気障な嫌味を吐き出す唇も今は吐息とかすかな喘ぎ声しか漏らさない。
 喉の渇きを覚えて友沢は生唾を飲み込んだ。無意識に自らの股間に手を当てて、硬く持ち上がってきたそれをゆっくりとなぞる。猪狩の律動に合わせて、友沢も右手を動かした。もはや間際の猪狩は荒く息をつきながらびくんびくんと何度も腰を跳ね上げている。猪狩カイザースの青色のジャージに半分だけくるまれた太ももがぶるぶると震えて、ぎゅうっと収縮する。
「んっ、んーーっ……っは、」
声を漏らさないようにか、柱に添わせている右腕を舐めながら猪狩は喘いだ。零れる声は徐々に大きくなっている。左手の動きが早まる。友沢はここに来た目的も何もかも忘れて、その瞬間を望んだ。猪狩さん、いくのか、いくんだ、いくんだな、早くいけ、いけ、いってしまえ、脳内でそんなことを思いながら友沢は自分の硬くなったものを揉みしだいた。その友沢の思考に共鳴するように、猪狩がびくびくと背をしならせる。
「ん、っ、っん、あ………!」
ぎりっと唇を噛みしめて、猪狩は達した。先端を掌で包み込んで白濁を受け止める。足先が暴れて何度も空を蹴る。
「はー、はーっ、ん……」
射精の余韻に浸る間もなく猪狩は荒い息をついて、ゆっくりと立ち上がった。ぎくりとした友沢は僅かにその場から離れて廊下を見渡す。薄暗い廊下には人の気配はない。再びそっとロッカールームの中を覗くと、猪狩は脱げかけだったジャージのズボンをすっかり脱いでしまっていた。ズボンを椅子に敷いてその上にまた腰掛ける。
(うわ、)
肘かけに膝裏を乗せて、猪狩は脚を開いた。半分だけ持ちあがったものの間から紅く充血した窄まりまで丸見えになる。何処から取り出したのか、猪狩は何か棒状のものを手に持っていた。紅潮した面持ちで、それに先ほど吐き出した精液をぬるりと絡める。
 友沢の股間は痛いくらいにはりつめている。見てはいけないと思うのに視線を離せない。うるさいほどに心臓がなっている。もしかして、と友沢は思った。でもまさか、という思いもあった。猪狩は後ろの穴を使う気ではないだろうか。乾いた唇を舐める。
「ん……!」
精液をまぶしたその棒状のものを、猪狩は自らの後孔に宛がった。心のどこかで、やっぱりな、と友沢は思う。ぐ、と力を込めるとほとんど抵抗なくそれは猪狩の内部へ埋め込まれていった。圧迫される感覚が苦しいのか、猪狩が眉根を寄せる。白濁が垂れてぼたりとジャージの上に染みをつくる。
「あ、だ、だめ……」
宙に浮いた猪狩の爪先が、くっ、と丸まる。自分でやっているくせに何がだめだ、と友沢は思った。猪狩はかたく目を瞑っている。猪狩の脳内ではどんな光景が繰り広げられているのだろう。そう思った瞬間、友沢は猪狩の漏らした声を聞いた。
「……と、 ざわ」

「ともざわっ」

「え」
思わず友沢は呟いた。慌ててぱしんと手のひらで口を覆う。
「いやっ……あ、あ……」
否定の言葉を吐きながら、それに反して猪狩は異物を奥まで押し込み、ゆっくりと抽送を始めた。猪狩の背がぞわぞわと震えている。
 今なんといった。オレの名前を呼ばなかったか?友沢は口を覆ったまま先ほどの言葉を反芻した。猪狩の後孔は白濁と、中から染みだしてきたのだろう透明な粘液にまみれている。ぬぽぬぽと出し入れを繰り返す猪狩の唇から、何度も友沢の名が零れおちる。
 猪狩の脳内で、今、この瞬間、彼を犯しているのは、オレなのだ。
 友沢は飛び出していた。ドアを弾くように開いて大股で猪狩に詰め寄る。快感に没頭している猪狩の肩をぐいと押さえると、閉じられていた目がぱっと見開かれた。濡れた蒼い瞳が友沢を捉える。
「えっ、な、あ、なんでっ……なに、なんで、えっ」
目に見えて猪狩は動揺していた。視線が所在なさげに揺れて、首筋まで真っ赤に染まっている。それを見た友沢は真芯で白球を打ち返した時のような、爽快な高揚感に包まれた。
「何、やってるんですか」
「…………っな、なにも、」

「なにも、してない……」
戦慄く唇、か細い声で猪狩が呟く。友沢は鼻で笑うと猪狩の後孔に手を伸ばした。
「こんなもん挿れて」
「、……っ」
半分ほど突き刺さっているそれは細めのミンクオイルの容器だった。すこしだけ引っ張ると、透明な雫を滴らせながらぬるんと滑り落ちる。塞ぐものが無くなったそこがぽっかりと開いて、じわじわと収縮していく。猪狩は僅かにうめき声をあげて、身を捩った。
「は、離してくれ……キミには、関係ないだろっ」
「関係ありますよ。ここは猪狩カイザースのロッカールームだし、猪狩さんが座ってるのはオレの椅子だし、それに、」

「オレの名前、呼んでた」
取り出した自らのものを友沢は猪狩のそこへ宛がった。猪狩の瞳が期待に潤んだのを確かに友沢は見た。くぽ、と濡れた音を立てて友沢の膨らんだ先端が飲み込まれる。
「あ、あっやめろっ……」
口先だけで猪狩の抵抗はほとんど無い。軽く胸を押してくる両手を押し開いて、友沢は腰を進めた。猪狩の体を椅子ごと抱え、根元まで押し込む。
「は、きっつ……」
内壁は熱く、湿った肉がぎちぎちと締め付けてくる。あまりのきつさに一旦引き抜こうと試みたが、友沢の動きに逆らって内部はもっと奥へと吸い込むように収縮している。圧迫が苦しくて息までできなくなってくる。友沢は呻いた。
「猪狩さん、もっと力抜いて……」
「っふ……む、むりっ、むりっ」
息も絶え絶えに猪狩は言った。自分でコントロールができないのか、脚がばたばたと暴れる。しゃくりあげるように腰が動く。
「無理って、ちょっと、」
「んっ、ん、んっ、ッアーー……!」
一際甲高い声を上げ、猪狩はがくんがくんと身を揺らした。うねる肉壁がぎゅ、ぎゅ、と友沢のものを思い切り締め上げる。「う……っ!」痛いほどのその動きに友沢は顔を歪めた。
「はっ、は……んぁ、は、あぁ……」
痙攣していた猪狩の動きがおさまるにつれ、内部もゆるゆると弛緩してきた。友沢はじっくりとこね回すようにものを動かし、猪狩の熱を感じた。思い出したようにびくびくと肉壁がひくつく。
「猪狩さん……イった? イったんですか?」
「うっ、ぅ、わ、わかんな……」
「挿れただけなのに」
「あっ……!」
ぐち、と音を立てて友沢がそっと律動を始める。椅子がずれて逃げるように体が動く。椅子に乗ったままでは腰の高さが合わず、思ったように動けない。友沢は焦れた。
「やりづれえ」
つぶやくと友沢は猪狩を抱えて床へ引きずりおろした。椅子が衝撃でどこかへとスライドする。床に転がって短い呼吸を繰り返す猪狩を見下ろして、友沢は最奥までものを突き込むとぐりぐりと掻きまわした。
「ヒッ……あ、あっあ、」
「いかりさん……もういっかい聞きますけど、さっきなにしてたんですか?」
「はっ、ん……、んっ」
ぐちぐちと結合部が鈍い水音を立てる。猪狩は友沢の質問には答えず、いやいやをするように首を振りながら床の絨毯にざりざりと指を這わせた。唾液が一筋こぼれて頬を伝う。
「オレに犯されること考えてた?」
言いながら友沢は猪狩の首筋を撫でて、汗ではりついている髪の毛を掻きあげてやった。手のひらがじっとりと湿る。
 いつもこんなことしてたんですか。いつぐらいからああいうことしてた? 今日だけ? オレの名前呼んでたのはなんで? 無理やりされるのが好みなんですか。どういう風にされたい? オカズはオレ以外にもいるんですか。繋がったまま友沢は次々と囁いた。耐えきれないというように猪狩がゆがんだ顔を両腕で覆う。それを許さない友沢はそっと猪狩の手を引き剥がした。ぐいと顔を近づけて、唇が触れる寸前で囁く。
「早く、教えてくださいよ」

 友沢を見つめた猪狩の瞳から、ぽろりと一粒の涙が零れおちた。戦慄く唇をぎゅっと引き結んで、猪狩は細く長く息をついた。沈黙は長かったが友沢は待った。埋め込んだものがどくどくと熱く脈打っている。身を捩ると猪狩が眉根を寄せた。
「ず、ずっと…………」

「………ずっと、キミに、こんな風にされたくて」
それは蚊の鳴くよりも小さい声だった。

「いつも、ひとりで………でもだって今日はキミが早く帰るから!どうしてこんな……っ、なんでここに…ああ、もう、なんでなんだ、どうして……」
途中から大声になった猪狩は最後の方になるとまたか細い声になり、顔どころか全身を真っ赤にしてぶるぶると震えた。友沢の視線から逃げるように俯いて再び手で顔を隠す。友沢はそれを見て、生まれて初めて猪狩を可愛いと思った、ように思った。
「猪狩さん」
独り言じみて囁いた友沢は、顔を覆う掌の上から猪狩に口づけをした。









 まったりと絡む肉の余韻にしばらく浸った後、ごぷ、と卑猥な音を立てながら友沢はものを引き抜いた。何度吐き出したか分からない精液が猪狩のそこから溢れて太腿を濡らす。びくびくと痙攣しながら猪狩はそのままうつぶせにくず折れた。どろ、とまた白濁が零れて猪狩の脚に絡む。
「立てますか」
差しのべた友沢の手をちらりと見遣ったが無視して、猪狩は荒く息をつきながら床に手をついて力を込めた。すこしだけ体が持ち上がったところでまたぺたんと床にうつぶせる。立てないのだった。のたのたと蠢く猪狩の精液にまみれた体をせめて綺麗にしてやろうと、友沢はあたりを見渡した。そういえばタオルを忘れてはいなかったか。ふとそう思ったが案の定自分のロッカーにタオルは入っていなかった。

「どうせキミはボクのこと嫌いなんだろ」
ソファに身を寄せて、なんとか体を起こした猪狩の、第一声がそれだった。友沢はなぜかぎょっとした。
「嫌いだったらこんなことしませんよ」
「………嘘つけ」
嘘じゃない、と友沢は思ったが、果たしてそれは本心だろうかと思い直した。好きかと聞かれたらそれは違うと答えるような気がした。では嫌いかといえば、嫌いではない、とは思う。猪狩のことを自分はどう思っているのだろう。何を言っても猪狩には信じてもらえないと思った。
「まあ、今日のことは……犬に噛まれたとでも思って忘れることだね」
全部忘れて、何もなかったということにしておこうじゃないか。先ほどまで涙を滲ませながら、きもちいい、友沢、好きだ、もっと、などと連呼していた猪狩は打って変わって突き放すようにぼそりと言った。
 友沢が見守る中、猪狩はソファの背もたれに手をついて、ようやくといった様子で立ち上がった。友沢は押し黙っていた。視線を彷徨わせると、絨毯の上にプラスチックの容器が転がっているのが目に入った。白く乾いているそれは猪狩が二つの意味で使っていたものだ。これを猪狩のそこから引き抜いたあの瞬間が、遠い昔のことのように感じられた。それより今日、二人で打席勝負していたあの時が、懐かしい子供のころの記憶のように思い出された。

「はーーーーーーーーーっ」
友沢は殆ど絶叫のように息を吐いた。びくっと猪狩が身を竦ませる。背もたれに乗せた手を滑らせてバランスを崩した猪狩、を、友沢はぐいと引き寄せて胸に抱きしめた。
「ガキだな、オレは」
猪狩の耳元に唇を寄せて、友沢はつぶやいた。腕の中の猪狩は意外なほど小さく感じられる。アンダーシャツだけを纏った肩がかすかに震えている。
「キミがガキっぽいのなんて今更じゃないか」
「……まあ、そりゃそうなんですけど」

「いつもめーわくかけてスイマセン」
友沢は適当に、しかし本心から言った。いつだって自分の感情を暴走させてしまうんだ。無表情を保とうと思うのに眉根が寄る。
 友沢にきつく抱きしめられている猪狩は居心地悪そうに身を捩り、べつに、と小さく返事をした。友沢はしばらく猪狩を腕の中に閉じ込めていた。猪狩のシャンプーの甘いにおいと、わずかに塩辛い汗のかおりが鼻腔をくすぐる。息遣いが近くで聞こえる。心臓がうるさく音を立てる。猪狩の自慰を覗いていたあのときよりも、ずっとだ。
「……あ、あの………」
僅かの逡巡の後、友沢は意を決して言った。
「あの、シャワー浴びたら、飯でも行きませんか」
「!、そ、そんなこと言うな!ボクは…………、」

「大丈夫だ、同情しているなら止めてくれないか……」
「そんなんじゃないですよ!」
弾かれたように友沢から逃げ出そうとする猪狩の肩をがっしとつかんで、友沢は猪狩を見つめた。蒼い瞳がふるふると震えている。顔を背けようとする猪狩の頬をそっと押さえて、友沢はごくりと唾を飲み込んだ。唇が渇いているのを感じた。
「正直、いろいろありすぎて……何やってんのかもよくわかってないし、頭ん中ごちゃごちゃで、今は、おかしいこと言ってると思うけど」

「ただ、忘れるなんてできません。………あんたとは今まで通りじゃない、もっと違う関係になれるって、思ったんだ」
友沢はいっそ悲痛なほどの真剣さで言った。些細な偶然が幾重にも重なって導かれた結果ならば、それは運命というものではないだろうか。
 戦慄く友沢の目の前で、猪狩は、ゆっくりと融解するように微笑んだ。ぽすんと友沢の胸に顔をうずめる。今度は友沢の方が真っ赤に染まった。友沢の胸の中で震える猪狩が、「なんだそれ」と言って吹き出すまで、そう時間はかからなかった。











_____


「猪狩が自慰をしているところを偶然見つけてムラムラする友沢」ということで、改めましてリクエストありがとうございます~!
 すごく興奮する内容で、いやあそりゃもう大興奮しまして、友沢にはムラムラどころかパンパンさせてしまいました。守さんのソロプレイというだけでも垂涎ものなのに、見られちゃったら守さんどうなっちゃうんだろ~!ハァハァえろい!かわいい!
 こんなに真面目に友沢すきすき!を前面に押し出している守さんを書いたのは多分初めてで、とても新鮮な気持ちでした。友沢が射精する寸前に抜こうとするんだけど、守さんにだいしゅきホールドかまされて強制中だしみたいなシーンも書きたかったのですが、脳内で補完お願いします!
 ラストはヤリ逃げパターンや守さん肉奴隷化パターンも考えましたが、やっぱりハッピーエンドがいいかなと思って最終的にこういう感じになりました。しかしなぜこんなにラブコメ風味になったのかわかりません。。恥ずかしいです。


リクエストくださった方と友猪好きなすべての皆様へ捧げます!ありがとうございましたー!!


藤原

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